オタマ
モロッコに趣味で一年半住んでいたオタマです、こんにちは!
人気の旅行先になりつつあるモロッコですが、治安の良し悪しはとっても気になりますよね。
イスラム教の国なのでテロとか大丈夫なの?と思う方も多いと思います。
一言で「いいよ」とも「悪いよ」とも言えないのが正直なところ。
しかも日本から遠く離れた国なので情報も少ないですよね。
そこで今回は、モロッコに一年半住んで感じたモロッコの治安についてお伝えしていきます。
これからモロッコに行きたい!と思っている方の参考になれば幸いです。
スリや置き引きに注意
マラケシュのジャマエルフナ広場という「これぞマラケシュ!」という観光地があります。
そのジャマエルフナ広場からスークや居住区に続く道は、昼夜問わず観光客や地元客で溢れかえっています。
活気があって歩くだけでも楽しい素敵な道です。
でも、とってもスリが多いんです。
例えば、前の人のリュックのポケットから貴重品を盗もうとしたり、ズボンのポケットに入っている財布やスマホを盗もうとしたり。
せっかくの楽しい旅行が台無しにならない為にも、貴重品はカバンに入れましょう。
もし盗られてしまったら、すぐに現地の警察へ行ってください。
そこで盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらってください。
海外旅行傷害保険に入っている場合、携行品は補償の対象になりますので盗難証明書が必要になります。
オタマ
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こちらの記事で詳しく書いています。

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高額のぼったくりに注意
世界三大ウザい国の一つに入ってしまっているモロッコ。個人的にはすごく悲しいです。
ただ、フェズ・タンネリ(皮なめし工場)地区・絨毯屋さんは、残念ながらかなりウザいです。
まずは勝手に道案内しておいて高額チップを要求してくる10代〜20代男性たち。
こいつらまじでウザいです!!!←言葉が汚くなってしまってすみません!
マラケシュのタンネリ地区は、ジャマエルフナ広場から少し距離があるので、迷路のような街を迷わずに進まないといけません。
でも迷うんです。一度迷うと、どこも同じ景色に見えてしまうのでめっちゃ不安になります。
そんな時に現れるのが案内したがる少年たち。
こちらも不安になっているので、「案内してあげるよ!」の言葉に「ありがとう!助かった!」という気持ちになります。
相手が子どもということもあり、こちらも気が緩みます。
が、しかし!
目的地に到着した途端、容赦のないチップの高額請求攻撃が始まるのです。
いつまでも付きまとってきて、ひたすらお金を要求してきます。
どれぐらいの高額請求かというと、100m程度の案内で100DH(約1200円)とか!
だいたい50DH〜100DHを要求してきます。それって彼らのお小遣いからするととっても高額なのです。
ちなみに5〜10分ほど断り続けると相手も諦めますが、去り際にひどい言葉攻撃をしてくるので「せっかくの楽しい気分が台無しじゃー!」という気持ちになります。
人助けという気持ちがあるのかないのかは不明ですが、いいカモだと思われていることだけは紛れもない事実。
もし道に迷ったら、お店の店員さんか気の良さそうなおばちゃんに聞いてください。
聞けるか不安・・・と言う方は、海外用ポケットWi-Fiがあるといいかな、と思います。
確かに、現地の方との交流はとても楽しいのですが、目的地に確実に着けるのか?と言われれば微妙です。
オタマ
イモトのWi-Fiなら1580円/日で利用できるので、どこでもスマホで検索できる安心感は価格以上かな、と思います。
道に迷って1日が終わってしまった・・・ということのないよう、防げるリスクは防ぎたいですね。
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次にウザいのが、高額な値段で革製品や絨毯を売りつけてくるおっさんたち!
他のお土産屋さんでも多少のぼったくりはあります。それはもう、外国人という時点で外国人価格になってしまっているのでどうしようもありません。
ですが、革製品屋さんと絨毯屋さんだけはぼったくる金額がデカイのです!
モロッコ人価格の10倍なんてザラ!
わたしたち外国人観光客がモロッコ人価格で買えることはほぼないので、自分の感覚を信じて妥当だと思う金額を支払ってください。
くれぐれも、言い値で買わないこと!交渉は必須です。
金額に見合わなければ買わずに店を出ること!
治安の話とは少し逸れてしまってすみません。
夜遅くの外出は控えましょう
海外旅行の基本かもしれませんが、モロッコでも同じです。
夜遅くの外出は控えましょう。
23時頃には宿に戻るよう心がけてください。
というのも、夜が更けてくると変な人が多くうろつくようになるからです。
例えばアルコール中毒の方や、犯罪しようと考えている人、路上でたむろする若者etc・・・
わたしは飲食店で夜遅くまでお手伝いをしていた経験から、帰宅中、上記全ての人に出会ったことがあります。
日本人の知人はパソコン片手に帰宅中、突然刃物を突きつけられパソコンを盗られそうになった経験があります。
楽しい旅行が台無しにならない為にも、夜遅くの外出は控えましょう。
また、旧ユダヤ人地区という場所(通称メッラー)があるのですが、夜の通行は絶対に控えましょう。
わたしがモロッコ人の友人知人に常に言われていた言葉です。
その忠告を守っていたので、実際どれほど危険なのかはわかりません。
でも地元の人が言うぐらいです、外国人観光客のわたし達は絶対に守らなければいけない忠告でしょう。
危険な目に遭ってからでは遅いですからね。
旧ユダヤ人街(メッラー)は夜歩き厳禁です。
ちなみに、昼間は生地の問屋が多く集まる場所なのでとっても楽しいですよ!
手芸好きの方はきっとワクワクするはず。
格安ツアーや安宿はお客さんに警戒を
モロッコの治安とは少しズレますが、1万円程度で参加出来る砂漠ツアーや1000円以下の安宿はお客さんの質もそれなりです。
iPhoneや財布などの盗難は同じツアーの参加者や宿泊客同士で起こる確率が非常に高いです!
むしろ、ツアーのスタッフや宿のスタッフは自分の仕事がなくなる可能性もあるので(ほぼ)盗んだりしません。
よく聞くのが、ツアーの休憩時間中に車内に置いていたiPhoneや財布がなくなる事。
これは同乗者の犯行である確率が非常に高いです。
逆に長距離バスでの移動は、地元の盗人に注意!
休憩中にバスのトランクルームから荷物を盗まれる可能性があるので、休憩時間は降りて見張りましょう。
実際にわたしの友人は、トランクルームに預けたバックパックのチャックが空いていました。
何も入れていなかったので事なきを得ましたが、金品なら確実に盗まれていました。
テロについて
テロについて心配されている方も多いのではないでしょうか。
そこで、わたしの知る範囲の情報になりますが、テロについてお話ししたいと思います。
2011年、ジャマエルフナ広場のカフェ「アルガナ(Argana)」でアルカイダ一派と推定されるテロリストによる自爆テロ攻撃があり、14名の方がお亡くなりになられました。
そして少なくとも20名(一説には80名近く)の負傷者がでました。多くは観光客でした。
現在は以前と同じ場所に再建され、賑わいを取り戻しています。
その事件以降、モロッコでのテロのニュースを聞くことはまだありせんが、テロ未遂があったことは何度か耳にしました。
また、わたしが住んでいた地区の数名の青年がイスラム国に入った、と言う話も聞きました。
家族のため、お金欲しさに入ってしまったそうです。
そんな純粋な彼らが洗脳されてもし戻ってきたら・・・と考えるとゾッとします。
日本にいるとこういったディープな情報が入ってくることは少ないですが、これが現実です。
テロに遭遇する確率なんて、本当に本当に少ないと思います。
でも、絶対に大丈夫ですよ!とはわたしは言えません。
だからと言って「やめた方がいいですよ!」とも言えません。
わたしとしてはテロの怖さ以上にモロッコは魅力的で、素敵な国だと思っているからです。
ほんの一部の人間によって貼られてしまったレッテルは、どう頑張っても消えることはありません。
その国をどう感じるかは、行って確かめてみてください、としか言えないのが辛いところです。
さいごに
ちょっと不安を煽るようなことばかり書いてしまいましたが、モロッコはとってもとっても面白い国です!
楽しい旅行にするためにも、自分の身は自分で守る意識を強く持って、防げるリスクは事前に対策をとることをオススメいたします。
道に迷って一日が終わる・・・はイモトのWiFiで防げます。
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スリの被害を最小限に抑えるには海外専用プリペイドカードが安全です。
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より多くの人が、モロッコに行って「楽しかった!」「また行きたい!」と思える旅になりますように。
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